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シングルサインオン(SSO)とは?仕組み、メリットについて分かりやすく解説

シングルサインオン(SSO)とは?仕組み、メリットについて分かりやすく解説

利便性とセキュリティ向上の両立に効果的な手段であるシングルサインオン(SSO)について解説します。
本記事では、シングルサインオン(SSO)の仕組み、導入のメリット・デメリットについて詳しくご紹介します。

1.シングルサインオン(SSO)とは?

シングルサインオン(SSO)は、複数のシステムやアプリケーションでのログインを1つの認証で管理する仕組みです。


2.認証方式

シングルサインオン(SSO)の認証方式は主に以下の5点です。

・エージェント方式
・リバースプロキシ方式
・代理認証方式
・フェデレーション方式(認証連携)
・透過型方式


それぞれについて詳しく解説します。

2-1 エージェント方式

Webアプリケーションサーバーに専用のエージェントソフトウェアをインストールし、一括アクセスを実現します。
ネットワーク構成を変更せずに導入できますが、アプリケーション側の対応が必要です。

2-2 リバースプロシキ方式

リバースプロキシサーバーを設置し、エージェントソフトウェアを導入することでシングルサインオン(SSO)を実現します。

2-3 代理認証方式

対象のアプリケーションに認証情報を自動的に送信する方式です。
具体的には、専用のサーバを設置し、ユーザーの代わりに対象のログインページに認証を行います。
この代理サーバが自動的にIDとパスワードを送信するため、ユーザーはログインの手間を省くことができます。

2-4 フェデレーション方式

クラウドサービスに使われる方式で、パスワードの代わりとなるチケットを使ってログインします。

2-5 透過型方式

Webシステムにアクセスする際の通信を監視する方式で、必要な場合にのみ認証情報を送信します。

 

3.導入のメリット

シングルサインオン(SSO)を導入することで得られるメリットは主に以下の5点です。

・ユーザーエクスペリエンスの向上
・セキュリティの向上
・管理の効率化
・コスト削減
・一元的な監査ログ

それぞれ詳しく解説します。

3-1 ユーザエクスペリエンスの向上

ユーザーは複数のアカウント情報を覚える必要がなくなり、1回のログインで複数のサービスにアクセスできます。
これにより、ユーザーのストレスが軽減され、効率的な作業が可能となります。

3-2  セキュリティの向上

シングルサインオン(SSO)はセキュリティを強化する要素でもあります。
ユーザーは使用する認証情報が1つになるためパスワードの管理が簡単になり、強力なパスワードを使用できます。
また、認証情報の漏洩リスクも低減されます。

3-3  管理の効率化

システム管理者はユーザーアカウントを1つの場所で管理できるため、ユーザーの追加や削除、アクセス権の変更などが効率的に行えます。
これにより、管理作業の手間が軽減されます。

3-4  コスト削減

シングルサインオン(SSO)を導入することで、ユーザーサポートのコストを削減できます。
ユーザーがパスワードを忘れたり、アカウント情報をリセットしたりする必要がなくなるため、サポートへの問い合わせが減少します。

3-5  一元的な監査ログ

シングルサインオン(SSO)を使用することで、ユーザーのアクセスログを一元的に管理できます。
セキュリティインシデントのトラッキングや監査の目的で重要です。

 

4.導入のデメリット

シングルサインオン(SSO)を導入することで得られるメリットは多いですが、その一方で主に以下のデメリットにも注意しなくてはなりません。

 
・パスワードの流出による被害が増加

 
上記について、詳しく解説します。


4-1  パスワードの流出による被害が増加

一元管理によりユーザーの利便性は向上しますが、利用するパスワードが流出すると大きな損害を引き起こす可能性があります。
そのため、ID+パスワードの知識情報による認証ではなく、所持情報(ワンタイムパスワード等)や生体情報(指紋認証等)を用いた、
もしくはそれぞれを組み合わせた二要素以上による対策などが必要となります。

 

5.まとめ

シングルサインオン(SSO)の普及により、複数のパスワードを管理する手間が省けるため、ユーザーの利便性が向上します。
また、1つのユーザーアカウントに対して複数のシステムやアプリケーションのアクセス権を管理できるため、アカウント管理者の管理も楽になります。
さらに、シングルサインオン(SSO)がシステムやアプリケーションの管理を変える可能性も考えられます。

例えば、従来は個々のシステムごとにログイン情報を管理する必要がありましたが、
シングルサインオン(SSO)を導入することで統一した認証システムが採用されることで、管理が容易になります。
クラウドサービスやSAML認証方式との連携によって、シングルサインオン(SSO)はますます普及していくことが予想されます。

シングルサインオン(SSO)の導入には適切な対策と注意が必要ですが、
ワンタイムパスワードや生体認証、二要素認証などのセキュリティ対策と組み合わせることでセキュリティリスクを最小限にとどめることが可能です。

そのため、デメリットを考慮しつつも、積極的に導入を検討することが推奨されます。


6.ファイル転送サービスにおけるシングルサインオン(SSO)

ファイル転送サービスにおいても、シングルサインオン(SSO)を活用することで様々なメリットがございます。

当社が提供するファイル転送サービス「EASY FILE EXPRESS」では、
SAML認証方式によるシングルサインオン(SSO)のオプションをご用意しております。

本オプションをご利用頂くことで、業務の効率化、セキュリティリスクの軽減、管理ソースの削減につながります。

この機会に是非ご検討下さい。

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